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第2回公演「リア王」

1998年
1/15 14:00/19:00
1/16 19:00
1/17 14:00

作:W.シェークスピア
演出・脚本:岡井直道
演出協力:若山知良
照明:宮向隆
舞台装置:日置達也
制作:市川幸子

出演:
リア(ブリテン王):岡田孝志
オールバニ公爵:黒瀬晋
コーンウォール公爵:岩田大剛(新人類人猿)
ケント伯爵:下條世津子(東京演劇アンサンブル)
グロスター伯爵:辻博也(新人類人猿)
エドガー(グロスターの嫡子):根本陽子(東京演劇アンサンブル)
エドマンド(グロスターの私生児):表川直巳/月原豊(東京演劇アンサンブル)
カラン(廷臣):西永貴文
道化:柴田貴子
オズワルド(ゴネリルの執事):穴田潔
隊長(エドマンドの部下):中元敬
紳士(コーディーリアの使者):伊藤宏美
使者:能登麻美子/山下順紀
ゴネリル(リアの長女):笹木恵子
リーガン(リアの次女):橋本陽子
コーディーリア(リアの三女):本谷有希子
風の子:
中元未玲
青山里美
高作洋美
能登麻美子
山下順紀
市川幸子
宮上一樹

ありとあらゆる貴い秘薬
いまだ知られざる大地の薬草よ
私の涙で芽を出しておくれ!

そもそも、"進歩"という概念が人々の意識に現れたのは、いつ頃のことなのだろう。われわれの遠いご先祖様は<縄文>の昔、採取、狩猟をして暮らしていたという。人々は自然の中で自然に沿って流離っていた。そしていつの日か、人々は風に吹かれて暮らすことを止め、土地に定着して耕すことを始めた。ずっとずっと昔、<弥生>の時代のことだ。それでも乾燥した風の強いところでは土地を耕すことはなかったという。生き物の知恵がそうさせたのだ。人々は風の中に身をさらして生きた。そしてまたいつの日か、溝をうがち水を導き、より多くの土地を耕し始めた。人々は、風を避け風を防ぐ知識を生み伝えた。賢い床の上を逞しい足音が行く カツカツ、 カツカツ、<縄文の世界>は何千年も続いたのだという。何千年も続いた生き方は、私たちの命の深いところに刷り込まれているようだ。風の中を流離う民の生き方が、妙になまめかしく映る。これは、そう あこがれ というものなのだ。そして今、リアが風の中を行く。人々が風の中に向かって歩みはじめる。